三平式RCIパターン2のeNu的な理解について
私の理解は誤解を恐れずに言うとパターン2=トレンドフォローです
基本的に先に結論が知りたいのはわかっていますし、結論から書きたいのですが、その前に大前提を確認しておきたいです。
皆さんが早く知りたい結論は次の項でまとめますのでしばしご辛抱を。
ここでは、三平式パターン2(最新だと押し寄せ)について私なりの理解を書いていくのと同時に、皆さんと共通の理解をしていきたいと思います。
ここの結論は上に書いている通りで、パターン2=トレンドフォロー=順張りということです。
教科書は見てもらっている前提なのでRCIが何ぞやは省略しますが、チャートの値動きを処理して売買の強さを示していると思って下さい。
そして、その売買の強さの波を見えやすくする点において、RCIはかなり有用だと思っています。
まずチャート画面を見てみましょう。
これはとある時のポンドルの5分足チャート(RCIはデフォ設定値にしています)
RCIの見方は良いとして、この断面だけでパターン2っていうとどうですかね?
例えば、23時前のロング方向だったり、18時過ぎのショートだったりですかね。
見方はそれでいいと思います。
が、5分足のこれだけを見て判断していると、すぐに逆行して捕まることになります。
それはなぜか?
と、それを書く前に、RCIについてここでもう1つ共通理解としておきたいと思います。
それは、RCIは-100~+100の範囲で計算される数値であるということです。
何が言いたいかというと、どんだけ買いの勢いが強くても数値的には+100以上にはならないということです。
つまり、RCIが+100となっていたとしても、その時の買いの勢いがどれだけ強いのかは+100以上としか分からないわけです。
これが、三平式RCIのパターン1(満タン)をおススメしない理由なんです。
RCIはチャートの波を可視化すると言いました。
波は急激に傾きを変えることもありますが、基本的にはきれいな上がって下がっての形になります。
こんな感じ。
本当は、上がって下がっての波になってるはずなのに、RCIの特性上、±100を超えるものは数値には現れなくなってしまうんです。
ちょっとくどいですが、+100になって限界値に達したからと言って下がってくる保証なんて無いんですよ。
RCIの計算式上、+100が最大になってるってだけなんです。
なので、形も綺麗な波ではなくスパッと頭やお尻が切られたような波になります。
(教科書でいえば、〇〇〇くとか〇ッ〇という表現ですね)
RCIは波の可視化にすごい有用なんですが、この部分だけ扱いが厄介です。
上記を理解して頂ければ、パターン1が難易度が高いことが理解できると思います。
これも、もう1回、上と同じポンドルチャート画像で示します。
で、パターン1の話に戻りますが、数値が固定されたときって結局波の形がよくわからなくてすぐに落ちてきそうなのか、まだ波の頂点に向かう途中なのかがRCIではよー分からんわけです。
そんな分からない中でエントリーすると、上手くいくときもあると思いますが、下手したら踏み上げられまくるってことです。
ナンピンを何度も可能な資金管理をしていれば、いつかは落ちてくるので対応できるのかもしれませんがそうで無ければ、ロスカットっていうことになるわけです。
特にRCIしか見てないとそうなってしまう可能性が上がってしまいます。
兎にも角にもパターン1はおススメしてないです。
(ちなみに次の項で矛盾したことを言いますが混乱しないでください。)
さてさて、上に書いたこの話に戻りますね。
>RCIの見方は良いとして、この断面だけでパターン2っていうとどうですかね?
>例えば、23時前のロング方向だったり、18時過ぎのショートだったりですかね。
>見方はこれでいいと思います。
>が、5分足のこれだけを見て判断していると、すぐに逆行して捕まることになります。
>それはなぜか?
ここでは、チャートの波について、共通理解になれればと思います。
まず、イメージとして理解を合わせます。
例として車はすぐには止まれないって言葉聞いたことありますよね?
これは、車は重いし、速度も出ているので、ブレーキを掛けても止まるまでにかなり距離を要するという意味です。
これをチャートの波に当て嵌めるとこうなります。
強さ(=重さ) の順で並べると 強い順に
日足のRCI > 4時間足のRCI > 1時間足のRCI > 5分足のRCI
こんな感じです。
もちろん、日足よりも週足のほうが強いですし、月足のほうがさらに強くなります。
これをさっきの車が重いから止まれないに当て嵌めると
5分足のRCI短期(9)は5分足のローソクの9本で計算される値なので=5分×9本の45分の情報
1時間足のRCI短期(9)は同様に 60分×9本=540分の情報
4時間足のRCI短期(9)は同様に 240分×9=2160分の情報
情報の重みが違うんですよね。
なので、5分足で一瞬だけ急変したとしても、1時間足に与える影響は小さいし、4時間足なんて見た目では分からないくらいの変化になってしまうんです。
で、このイメージが重要です。
5分足が一瞬だけ急変しても1時間足に与える影響は小さいってことは、1時間足はどうなったら変化するのか?
5分足での変化が結構大きくならないと1時間足には影響が出てこないということになります。
つまり、1時間足は一瞬の細かい動きはフィルタリングして、大きな波を見えるようにしてくれているということになります。
これは4時間足もしかりで・・・以下同文
となると、5分足でパターン2を見極めても、1時間足の方向と逆行していると勝率は下がってしまうわけです。
だって、1時間足のほうが5分足よりも大きい波をとらえていて強い波だからです。
じゃあ1時間に対して4時間のほうが強いからそっちも・・・という話にはなりますが、
ここは手法になりますが、基本的に5分足でエントリータイミングをとるのであれば、1つ上位の1時間足まで見ておけばよいかなってのが私のやり方です。
どうでしょうか、ここまでは共通の理解になれたでしょうか?
それでは、三平式RCIパターン2に話をうつします。
ここは教科書の内容に触れることになるので思いっきりぼやかして書きます。
ここでは例として、5分足でのパターン2を考えます。
上がり基調を考えます。
全部が同じ方向を向いているということは、上で書いたように、情報の重みから考えても
ある程度大きな波もそうだし、細かい波もそっちに向いていることになります。
だから、その波の流れに乗れば勝率が高いという判断ができるわけです。
ここに1時間短期も同じ方向でというのが、私が元々書いていた話です。
もう書かなくていいと思いますが、1時間足短期だと5分足よりもさらに情報量が大きいのでさらに大きい波を見ていることになります。
当然その上の波も方向がそろっているほうが望ましいですが、
5分足でトレードをするのであればここまで見ておけばよいかなというのが私の感覚です。
どうですか?
パターン2は大きな波と小さな波が同じ方向になったところでその方向にエントリーすることになるので
パターン2 = トレンドフォロー = 順張り
という理解をしているわけです。
だとすると、パターン2はもうちょっと拡大解釈してもよいのでは?
と思ってトレードしているのが私です。
それを次に書きたいと思います。
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