こんにちはenukuraです。
今回は、日本人が大好きな高金利通貨のスワップポイントによる運用手法について初心者向けに説明します。
平日は仕事だから、チャートあまり見れない・・・。
雑誌を見ると、高金利通貨のスワップポイントによる積立運用が話題なんだけど用語から良くわからないんだよね・・・。
年あまりトレードに時間が取れない人にはスワップポイントの運用はおすすめですよ。ただ、よく言われている放っておけばスワップで勝手に増えていくみたいなメリットだけではなく、当然リスクもあります。
やっぱりそんなにおいしい話はないよね。申し訳ないんだけど、高金利通貨とは?スワップポイントとは?みたいな所から教えて欲しいです。
ということで、この記事では高金利通貨のスワップポイントを用いた運用手法について、1から一緒に勉強していきたいと思います。
▶この記事を読むメリット
・高金利通貨とは、政策金利とは、スワップとは が理解できる
・高金利通貨によるスワップ投資の手法を理解できる
・その手法と合わせて、スワップ投資のリスクを理解できる
⇒その結果、スワップポイント運用を始めてもらえれば大変うれしいです。
高金利通貨とは?
高金利通貨ってそもそもどういう意味なの?
「日本はマイナス金利」ってニュースとか新聞で聞いたり見たりしたことがあると思いますが、
新興国は逆に金利が10%と設定している国があります。そういう国の通貨を高金利通貨って呼んでいます。
具体的には高金利通貨ってどの通貨ですか?
高金利通貨というのは今現在だと三大高金利通貨と呼ばれていて、
①トルコリラ ②メキシコペソ ③南アフリカランド の3つの通貨を指すことが多いです
現時点での各国の政策金利について示していきます。
と、その前に政策金利について説明しておきますね。
政策金利とは?
政策金利とは各国の中央銀行が一般の銀行に貸し出すときの金利のことを言うんだよ。
例えば、日本の中央銀行というと日本銀行になります。
学生時代の社会の授業で日本銀行は銀行の銀行みたいな説明があったかと思いますが、日本銀行が一般の銀行にお金を貸し出す時の金利を政策金利と呼びます。
ちなみに19年10月現在で言うと、日本の政策金利はー0.1%となっています。一般の銀行が日銀からお金を借りやすい状態になっています。
なんでこんなことになっているのかというと、政策金利は景気の調整のために変更するんですが、一般的には以下のイメージです。
▶景気が良いとき
政策金利を上げて、一般の銀行がお金を借りにくくなるので、消費者が借りるときの金利も上がり、お金を借りにくくなるため、消費や設備投資が抑制され、景気の過熱を抑える。
▶景気が悪いとき
政策金利を下げて、一般の銀行がお金を借りやすくなるので、消費者が借りるときも低金利でお金を借りることができ、市場にお金が回ることで景気を向上させる。
主要国の政策金利比較
主要国の政策金利は以下の通りです。
■2019年10月時点の各国の政策金利
▶先進国
日本:-0.1% 欧州:0% アメリカ:2% イギリス:0.75%
▶新興国
トルコ:16.5% メキシコ:7.75% 南アフリカ:6.5%
どうですか?金利が全然違いますよね。
皆さんのお金を預けている銀行等の金利も普通預金だとほぼ0%の金利ではないでしょうか?
それに引き換え、トルコは16.5%ですよ! しかもつい半年前までは24%だったりしました。これはこれで異常ですが。
政策金利が高いということが、FXでの投資運用とどういう関係があるのかな?
次の項で説明いたします。
スワップポイントとは?
スワップポイントとは簡単に言うと金利のことです。
例えば1万円を金利1%/年で銀行に預けると1年後には金利で100円もらえることになります。
このもらえる金利分の100円のことをFXの用語ではスワップポイントと呼んでいます。
スワップポイントが金利分だってことは分かったけど、それって1年間持ち続けないともらえないってことだよね?
そこが面白いところなんですが、FXでの金利=スワップポイントは大体のFX会社で1日毎にもらえるんです。
スワップポイント = 金利 でした。 ここで FX という言葉の意味も説明しておきます。
FXとは Foreign Exchange の略称です。 簡単にいうと外貨の両替です。
海外旅行行くときに、その国の通貨に空港とかで両替するじゃないですか?
例えば円をドルに両替するときって、実は円を売ってドルを買っていることになります。
逆に帰国するときに日本の空港でドルを円に両替する際は、ドルを売って円を買っていることになります。
この考え方を理解してもらったうえで、ここからは例を使って説明させてもらいます。※値はすべて仮定の値です。
トルコ通貨のリラ を 1000リラ買うことにします。 今現在のトルコリラの価格を 20円=1トルコリラ とします。
20000円売って1000リラを買うことが出来ました。
また、トルコの金利は16.5%でした。1年間の金利を計算してみます。(※本当は日本の金利-0.1%もあるがややこしいので割愛)
1000リラ(20000円分)を1年間持つと 金利で3300円 もらえることになります。
この金利を1日分に換算します。
ということで、1日毎に約9円が金利としてもらえることになります。
この1日毎にもらえる約9円のことをスワップポイントと呼んでいます。
高金利通貨スワップポイントの運用はおすすめ?
スワップポイント運用は金利が高い通貨を買うことでもらえる金利で稼ごうという投資方法です。
その投資方法がなんで楽なの?
特に予測したり、賭けをしたりする必要がないからです。
通貨を買って持っていれば毎日自動的にスワップポイントがもらえるので。
え!?そういうこと?変動による為替差益を気にすることなく、買って持ち続ければ金利がずっともらえるんだね!すごいじゃん、夢の投資だね!
確かに為替相場の予測をする必要がないとは言わないけど少ないから、楽な投資ではあると思うけど、
そんなメリットだけの夢の投資ではもちろん無くて、リスクもあるので説明させてください。
高金利通貨スワップポイント運用のメリット・デメリット
■メリット
・1度買ったら頻繁に相場を確認する必要がないので、忙しいサラリーマンとかには適している
・毎日得られる利益がおおよそ予測がつく
■デメリット
・新興国通貨の金利の引き下げでもらえるスワップが減る(FX会社によりますが基本的に日ごとに見直しがされます)
・新興国通貨は取引量が円とかドルに比べ少なく、安定性も低いため急激な為替相場の変動が発生する。(今までに何度も急激な下落が起きています)
⇒本日は割愛して後日説明しますが、ロスカットという強制的に決済されるシステムに引っかかる可能性があります。
※ロスカットについて別記事で紹介しています。
勝手に決済されてしまうということはせっかく買っている高金利通貨を勝手に売られてしまうという意味です。
仕事が忙しくて、あまり相場を確認できない人にはあっている投資手法なのかな?
そうですね。日本人にだけ人気の高い投資手法みたいです。
高金利通貨スワップポイント投資におすすめのFX会社
スワップポイントはFX会社で設定額が異なっています。
おおよそ、スワップを多くつけてくれるFX会社をいくつか紹介しておきます。
①みんなのFX
こちらはちょっと前まではトルコリラとメキシコペソのスワップが一番高かったのですが、今は1位ではないです。1位はセントラル短資。
が、平均的にどの通貨もスワップが高いのと、スワップの変動が少なくて安定している印象でおすすめです。
※また、19年10月21日現在、ドル円のスプレッドが0.1銭になっていたり、スワップポイント以外でもおススメのFX会社です。もし口座を持っていないようであれば、すぐに使わないにしてもぜひ開設をお勧めします。
②LIGHT FX
こちらは、上のみんなのFXとおなじトレーダーズ証券が運営しています。
なので、内容はみんなのFXと同じになります。
高金利通貨での運用は、急激な変動によるロスカットリスクを分散さえるために、口座を分けておくことをお勧めしています。
たとえば、みんなのFXでメキシコペソ、LIGHT FXでトルコリラみたいな形です。
こちらも良ければ、口座だけでも開設しておいてみてはいかがでしょうか?
終わりに
高金利通貨のスワップポイント投資はメリットだけでなく、デメリットもきちんと理解しましょう!
そこが理解できていれば、忙しい会社員の方にはお勧めの投資方法になります。
高金利通貨での具体的な運用方法については、後日別の記事で紹介していきます。
予定としては三大高金利通貨、メキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドでそれぞれ紹介記事を作成していきたいと思っています。
スワップ投資の変則的な手法である さや取りについては 昨日のブログでも説明していますが、またどこかで詳しく紹介します。
※さや取りついては別記事で紹介しています。
もしFXに興味が出てきたよ!と思ってもらえたら、またこのHPを見てください。初心者向けの記事をこれからも書いていきます。
本日もありがとうございました、enukuraでした。
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